いままでお寄せいただいた質問にメンバーがお答えするコーナーです。
フルートについて、アンサンブルについて、メンバーのことについて、編曲のことについてなど、多くの質問を随時募集しています。

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(投稿していただいた質問です)
Q
以前のQ&Aで拝見しましたが、綺麗なPの音の出し方についての神田先生からのご回答で、『まずmfできれいな音を響かせて下さい。その音色を変えないように徐々に小さくして下さい。』とありましたが、徐々に小さくしようとすると、唇の穴を小さくしていくように吹いているのですが、このやり方でよいのでしょうか。Pを出す時には出ていく息の量を増やして、音量を抑えるといったやり方を聞いたことがあるのですが、これを試すとどうしても息の音ばかりが大きく聞こえてしまいます・・・綺麗なPの音の出し方やそのコツ、練習方法などありましたら、是非お教えください。よろしくお願いいたします。   Tさんより
A
音量の大小は出す息の量で決まります。息の量を増やせば音が大きくなります。物理の法則です。ただ、息のスピードを落とさないために「だんだん息の量を増やすように」と指導する人がいるのかも。音が小さくなっても息の圧力をキープする意識を持って下さい。それと的を外さないように。
 (神田寛明)



Q
私は神田寛明様が選定されたフルートを使っています。Pearlのカンタービレです。選定はどのような基準で行っているのですか?どのようにして選定をしているのでしょうか?凄く気になるので教えてください。   Mさんより
A
素晴らしいフルートを作るメーカーが内外にたくさんあります。ですから当たり外れといったものはほとんどありません。もちろん、カンダが自分で使う楽器には好みがあり、そう言った意味での当たり外れはあります。選定品を選ぶ場合は健康的ないい音のするもの、音が出しやすいもの、機構上の問題がないものを選びます。でも、どれもいい音がするので困ります。もちろん選定品でも使っている間にタンポやメカニズムに狂いが生じるので、定期的な調整は常に必要です。
 (神田寛明)



Q
はじめまして。 フルート歴4年目、ピッコロ歴2年半目の高1です。 ピッコロの場合は息漏れが酷く、中音域(F〜♭B)あたりの音の出が音よりも息が先が出たり、アタックはあまり強くないと感じるのですが音程が高く入ってしまいます。 フルート、ピッコロ共に口に力を入れず、一点に息を纏められる吹き方を日々研究、探索しているのですが 一向に良い音色になってくれていないと感じています。 色々な講師の先生から吹き方をアドバイスされましたが 人によってアドバイスが若干違うのでどれを極めていけばいいのか分かりません。 響きのあるフルート&ピッコロの音色の出し方、練習法、正しいアンブシュアを教えてください。 長々と失礼しました。   Mさんより
A
ピッコロの中音は確かに音程、音色共にその様な傾向がありますね。楽器の調整は大丈夫ですね?先生によってアドウ゛ァイスのニュアンスが違うのは当然だと思います。そこから自分に合ったものを探していって下さい。良い音程を保ちながら、フォルテからピアノまでディミニュエンドの練習をしてみてはいかがですか?
 (相澤政宏)
そっと閉じている唇に、息の圧力で小さな穴が開く、これが基本的な考え方。まず穴を開けてから、ではありません。これもあなたのアンブシュアを見てみないとわからないのですが、唇と楽器が平行になっているか、唇の穴と歌口の穴の位置がずれていないかを確認して下さい。きれいな穴が開いていれば、穴の位置は唇のどこでも構いません。真ん中でなくてもいいのです。それからpの時のタンギングは「プ」を実験してみて下さい。
 (神田寛明)



Q
神田先生がかかれていたような二点支持はおろか三点支持もできていません。 フルートを始めて数年経ちますが未だに小指の突っ張りがなくならず、更に左手だけだと内側にフルートが回るので、D-Cisの動きが出来ません。 すぐ手も疲れるので直したいです。 何かいい方法はありませんでしょうか?   Hさんより
A
この問題はいろんな意見があり。カンダの「二点支持」について「そんなバカな話があるか!!」という御意見も(著名なプロから)いただいております。詳しくは「PIPERS」のバックナンバーで「神田寛明の、役に立たないフルート講座」を探していただきたいのですが、歌口の客席側の縁(エッジ)の線とキーの中心線を合わせるセッティングを試して下さい。その時アンブシュアとリッププレートとの関係(角度)は変えないように。ええっ!!ってくらい手の角度が変わりますが、これが3点・2点支持の角度になります。大切なことは、正しい構え方は理屈のみならず身体的にも合理的でなくてはなりません。やりにくいのに無理して3点や2点をやってもいい結果は得られません。また、楽器のお稽古はマンツーマンが原則ですので、実際にレッスンをしないと適切なアドバイスはできないのです。人それぞれなのです。ここでは基本的初歩的な一般論のみ申し上げておきます。
 (神田寛明)



Q
度々QAを使わせていただいています。 私は中学からフルートを始めてもう6年目です。 ですが、練習中は未だに右手小指が痛みます。鏡で吹いているときの自分をみると、右手小指は力んでいるのか、突っ張っているようにみえます。力を抜こうとしてもなかなか上手くいきません...... そのためか、低音域のEからC(さらにその逆も)のスラーを曲で使うときも上手くいきません。また、支持が悪いためと思いますが、中音域のDとCの行き来が続くと安定しません。何が原因なんでしょうか。また、よい解決法がありましたら教えて下さい。   Hさんより
A
基本的に三点支持がうまく行くようにすればだいぶ楽になると思います。その時に右手の親指に力が入ると小指にも力が入りやすい。現実的には大変ですが、理想は右手の親指に楽器の重さだけを感じる持ち方とリラックスが欲しいところです。とは言え、小指は難しい。足部管の組み立て角度は自分の手に合っていますか?
基本的には胴部管Fisキィの真ん中あたりに足部管のポストを持ってきますが、内外3ミリ位までの間だったらやりやすいようにセッティングを変えても良いかと思います。その時は小指に絡む色々な音の繋がりを実験して平均して一番良い所を探してみて下さい。
 (相澤政宏)
右手小指で楽器を支えている度合いが大き過ぎるのが原因です。頭部管先端(キャップ側)から見た時、時計回りに楽器が「転げ落ちる」のを右手小指が必死になって食い止めているのです。ほとんどの指使いで右小指を押さえているのは、楽器を支えるためなのですが、カンダの考えはこの余計な小指はいらない、です。右手小指を離して(すべての指を押さえずに)中音Cisを出せるのが正しい構え方。そのためには楽器の組み立て方を根本的に変える必要があります。
 (神田寛明)



Q
フルートを趣味で吹き始めてかれこれ15年になります。このページのQ&Aをいつも参考にさせていただいています。中音のE、Fの音がよくひっくり返ってしまい音になりません。どうしてひっくり返るのか原因がよくわからず、当たるか外れるか「出たとこ勝負」になってしまいます。短くタンギングしようとするとさらに状況は悪化してしまいます。何かいい練習方法はないでしょうか。   Nさんより
A
中音域、確かにそうですね。音色は気に入らないかも知れませんが、僕は口の中を広めに取るとその辺は意外にうまくいきやすいです。その状態で積極的に音を出し、そこから唇を微調整して音色を作っていってはいかがでしょう?
 (相澤政宏)
オーバーブロウというのは吹きすぎということでしょうか?「吹きすぎ」は息のスピードが速過ぎることと、息の圧力が高過ぎるの二つの要因があります。また歌口に吹き込む息の角度も重要です。中音(第2オクターヴ)のEは、息のスピードや角度の許容範囲が一番狭い音です。少しでも適正値からずれると音が出ません。やはりmpからfへの反復練習しかないです。タンギングをせずにお腹の圧力のみで「はっ、はっ、はっ、」とスタッカートの練習をして下さい。イギリス系奏者??のように中音EやFでトリルキーを使うのは最後の手段。
 (神田寛明)



Q
こんにちは!ある高校の2年生です。私達フルートパートは5人いて、今度アンサンブルをやろう!という話が出ています。ネットでいろいろと曲を探してみたのですが、本格的なものしかなく、手ごろに楽しくできるような曲が見つかりませんでした。なにかお勧めな普通の(と言ってはなんですが…)フルート5重奏はご存知ないですか?あと、4重奏で校内の大会(?)に出ることになりました。他のパートの編成もあり、勝ち残ったチームが地区大会に出られるのですが、あまり知られていない曲で大会に有利(?)な曲はご存知でしょうか?  Fさんより
A
ムラマツフルートのHPで検索して下さい。5重奏は4重奏に比べるとレパートリーが極端に少ないです。有名な曲は、ボワモルティエとロレンツォかな?手ごろなものだとアレンジものかもね。大会に有利な曲は、あったらカンダが知りたい。コンクールの鉄則は、吹きたい曲を選ぶのではなく、自分にあっている曲を選ぶこと。自分にあっている曲、というのは、技術的にムリがなく(できない曲はやってもしょうがない)自分の音楽・技術をアピールできる、そんな曲。先生に相談しよう。
 (神田寛明)
えーと、まずは多少厳しいことを言いますが、音楽を競争の道具として、より有利な・・・とかより評価されるため・・・といった理由で音楽をすることには賛成できません。どうしてもしたい音楽があり、それを伝えたい人がいるときにはじめて音楽は意味を持ちます。・・・な〜んてまずは偉そうに言ってみましたが、最初の段階ではなかなか本当にしたい音楽をみつけるなんてのも難しい話。もう検索されてるかもしれませんが、ムラマツ楽器販売さんのホームページで、楽器編成別に楽譜の検索ができるようになっています。ここはオススメですよ。あと、ザ・フルートカルテットのCDには、マイナーでガッツある四重奏曲も多数含まれてますです!しかし、とても難しい曲が多いんですけども・・・
(斎藤和志)



Q
私は最近リングキー&H足仕様(オフセット)にフルートを買い換えました。今までカバード&C足だったせいか、はたまた別な理由なのか・・・少しの時間で右手が疲れるようになりました。特に、なかなかうまく穴をふさげないせいか、右手小指が突っ張ってしまい、すごくつらいです。小指の突っ張りを解消するために、ピアノ等で俗にいう「猫の手」のようにすると今度は穴がうまくふさげず…音がうまく出なくなります。また、左手の中指、右手の薬指もうまくふさげません。やはり慣れなのでしょうか。楽器を変えて二週間くらい経ちますが、最初の頃と進歩がないように感じます。ひたすら練習あるのみなのでしょうか?でも、手の痛み、指の痛みから長時間の練習がつらいです。無駄な力を抜いてふけるようになりたいです。良い練習法・解決法があれば教えてください。  Hさんより
A
あなたは手が小さいですか?小さかったり指が固めの人は無理してリングキィにする必要は無いと思います。ただ、まだ二週間位ならもう少し慣れてみて下さい。時々指回しの体操もしてみて下さい。1〜2ヵ月やってみてもうまくふさがらなく指が痛いなら、(本当はあまり良くないのですが‥)リングをふさぐのも仕方ないですかね。ちなみに僕も一つだけふさいでいます。
 (相澤政宏)
穴をふさいで下さい。そのためのパーツを売っていますし、ノック式の消しゴム(丸いヤツ)が大体ぴったりです。それをスライスしてリングにはめます(一部あわないのもあります)。塞いでから、キーの真ん中をふさぐ意識を常に持ちながら練習して下さい。正しくキーの真ん中を押さえられるようになってから消しゴムを外して下さい。
 (神田寛明)
手に痛みなどがある状態でのひたすら練習は絶対にやめるべきです!あっという間にケガして楽器が吹けなくなってしまいます。楽器の持ち方については、以前説明しましたように、キーを押さえない指で支えるのがセオリーですが、リングの場合、カバードのときにさほど問題にならなかった妙なキーの押さえ方のクセがよりはっきり問題になってしまいますので、最初が肝心です、鏡を見て、両手をブラブラさせて力が抜けたときになるべき近いカタチで楽器が持てるよう、じっくりチェックしましょう!練習はそれからゆっくりゆっくり行うべきです。最初の段階では、慣れるまでリングキーのうちいくつかをゴムなどで塞いでしまう方法もあります。
(斎藤和志)



Q
私はsilverのフルートにgoldの頭部管をつけて吹いています。本体と頭部管では管径が違うので、店の方の勧めで頭部管の方に銅(?)のテープを巻いて調整しています。頭部管のジョイント部分を広げる方法もあるそうですが、本当はどうするのが一番良い方法なのでしょうか?  Nさんより
A
今後それで吹き続けるならジョイントを広げたら良いです。
 (相澤政宏)
頭部管はキャップからジョイント部分にかけて約1/10くらい内径が拡がっています。この絞り具合に古今東西のメーカーが命を懸けています。直線、放物線、二重テーパーなど、企業秘密満載です。ジョイント部分を拡げるとこれらのテーパーが狂ってしまいます。ですから、原則としてジョイントを広げてはいけません。どうしてもその頭部管とその胴体が気に入ってるのだったらテープを巻いて下さい。
 (神田寛明)
楽器の連結の微妙な具合によって、かなり音の充実度が変わってきますので、最上の方法としましては、やはり頭部管側を広げてピッタリにしてもらうことだと思いますが、金と銀ではだいぶ内径が違いますね・・・どちらにせよ素人には無理な作業ですので、信頼できる楽器調整の職人さんに現物を持って相談されるのが一番だと思います。
(斎藤和志)



Q
ツバが溜まってしまって困っています。フルートを始めて3年になるのですが、先日からガリボルディのフルートのための20の小練習曲という教本をふいています。今までもツバが溜まって困ってはいたのですが、休符のところで何とか飲み込んでいました。習っている先生にも飲むか、出るがままにするかといわれたのですが、今回の練習曲には休符がほとんどありません。飲み込むタイミングもなく後半になると、もう、どうしようもありません。飲み込めないので出るがままに任せているのですが、口から水滴が飛び出してブブブという音が出てしまいます。特にフォルテでは最悪なんです。なにか、いい方法はありますか?よろしくお願いします。  Mさんより
A
緊張して口の中が乾くのは分かりますが、これはちょっと僕には分かりません。 m(__)m (それは、フルートを吹く時のみ、なのでしょうか・・?) お話聞くと大変そうですね。もしかして唾液が多めという身体的な事に起因しているというのはありませんか?もしそうだとしたら唾液の量を減らす治療をまずする事が必要に思います。又、お腹が空いてる時も満腹の時も唾液の量に影響がありますが‥。
 (相澤政宏)
これは切実な問題ですね。困っちゃう。演奏前に身体を脱水状態にしてしまうしかないですね。サウナに入るとか、前日から水を飲まないとか。そんなこと、現実的じゃない!!と思ったら仕方ないけど、でも他に方法はないのでは。それよりも、唾が出たっていいじゃないですか。ノイズも確かに出るけど、そんなにわかりゃしない。口から唾が出ないようにしようと唇を締めることは絶対に避けて下さい。音が悪くなります。唾がダラダラ口から出ても、いい音がすればよいのです。この問題は心理的な要因もあります。開き直ると、そのうち唾が出なくなるかも知れません。
 (神田寛明)
これは自分も楽器を始めて間もないころ、とても苦労した記憶があります。いつの間にか治りましたが、自分の場合はタンギングの仕方に無理があったのが主な原因でした。日常的に、楽器を吹くとき以外でもツバが大量に出てしまって飲むのに苦労するのであれば役に立たない情報ではあるのですが、まずは必要最小限の動きでラクにタンギングできる発音を探してみてはいかがでしょうか?
(斎藤和志)



Q
まだフルートを習い始めて5ヶ月ぐらいですが高音のミから上の音がにごったような音が出て困っています。先生は吹き方に注意をしてとよく言われるのですが中々上手く出来ません何かいい方法があれば教えてください。
それといつもレッスンの時にテンポが上手く取れなくて等拍にしてと言われるのですがどうしたら頭の中にテンポが取れるようになるのか教えてくださいお願いします。
  Mさんより
A
始めて5ヵ月なら高音についてもう少し気長にいっては如何ですか?立ち止まってロングトーンばかりするよりは、何かメロディの様なものを吹いて音のイメージを作ったほうが良いかと思います。又、リズムについて一定のテンポで歩きながら2連符、3連符、4連符のそれぞれや、組み合わせを口三味線する訓練してみてください。
 (相澤政宏)
先生に「具体的にどのように注意すればいいのですか」と聞きましょう。何を、どのようにするのか。唇、アゴ、息、いろんなパラメーターがあります。先生にあなたの問題点をじっくり観察してもらって下さい。きっと具体的な方法を教えてくれるでしょう。等拍、というのは均等な拍節ということでしょうか??メトロノームのねじを巻いて、電池を交換して練習の間中付けっぱなしにして下さい。
 (神田寛明)
高音については、息の一点集中がポイントなのですが、5ヶ月ぐらいでは、まだ口の周りの筋肉を少しづつ慣れさせていく段階ですので、あせらずじっくり身体を作っていくことを心がけましょう。テンポについては、メトロノームという便利な機械があります。まず、これにあわせてテンポをとれるようにしましょう。思い切ってゆっくりからがいいですが、それもムリな場合には、自分の演奏をメトロノームと一緒に録音してみましょう。どこでテンポが崩れてしまうのか、急いでしまうのか遅れてしまうのか・・・?吹いているときに夢中で気づかなかったことも、あとから落ち着いて聴いてみるとよくわかるかも知れませんですよ。
(斎藤和志)



Q
いつもQ&Aを参考にしています。ありがとうございます。フルートを始めて3年目になるのですが、テンポの早い曲になると中音のC、C#、D、Eのあたりのフレーズで特に指がついていけません。そのあたりで指を動かしていると、だんだんフルートが内側に転がってきてしまい、無理に続けると変な音が出てしまいます。フルートの持ち方に問題があるのでしょうか?私は、三点支持で一応音は出るのですが、長続きしないし、あごを少し上げないとフルートが転がってしまいます。普段吹いているもち方では吹いている状態から、三点支持にしたときフルートが内側に回ってしまいます。ものすごい力を入れればある程度維持できはするのですが。それとと、曲を吹いていて気がついたら指がつりそうなくらい痛くなっているときがあります。以前は、右小指に力が入っていたのですが、今は左親指と人差し指が痛くなります。持ち方をもう一度見直すべきでしょうか?どこに気をつけると良いですか?  Mさんより
A
構えについて、三点支持には二つの考えがあると思います。一つは右親指で押して左人差し指付け根を支点にしてアゴに圧力をかけるパターン。もう一つは右親指と左人差し指付け根、協力して楽器を支え持ち上げアゴに当てるパターン。後者なら力を極力入れなくて済むのでは?その場合頭部管のセッティングが今までより少し内側になるかもしれません。
 (相澤政宏)
三点支持についてカンダに語らせると、夜が明けます。論文も書きました。あなたはこんなマニアックな言葉を知っているくらいですから、相当な勉強をしましたね。パチパチ。
では回答。三点支持にした時にフルートが内側に回るのは、頭部管と胴部管の角度に問題があります。キーの中心線と歌口の「エッジ」の線が一致する角度を基準にセットしてみて下さい。マニアなあなたにはそれで話が通じるでしょう。でも、三点支持はあまりいいことがありません。カンダ論では、理想の構え方は「二点支持」です。これについて語るとあさっての朝になるのでやめます。以前は右小指が痛かった、これは多くの人が経験していることでしょう。で、今は左手が痛い。これはフルートを支える負担が右から左へ移動したことの現れです。フルートは地球上で吹く限り地球の中心に向かって落下しようとします。それを左手人差し指のつけ根と右手親指の二点で下から上に向かって支えます。もう一つ、どこかが痛くなったり、赤くなったり、タコができるような持ち方はよくありません。重い楽器でも500グラムくらいです。ソフトに持ちましょう。
 (神田寛明)
おっしゃるとおり、持ち方を見直すべきでしょう。基本的に、動かす指(キーを押さえる指)で「握って」楽器を持ってしまうのはよくありません。三点支持のチェックのために、真ん中C#の音を、右手の小指も含めてすべて離して音を出してみましょう。楽器がグラグラしたり回転したりするのであれば、どこかムリに楽器を「握って」いることになり、そのキーを離す瞬間に楽器を支えられなくなってしまいます。見てみないとなんとも言えませんが、左手首の角度と、右手親指の位置に問題がある場合が多いです。まず、これがクリアできたら、曲の練習の途中などに、度々そのC#のロングトーンを挿入してみてチェックしてみるといいでしょう。鏡を見てフォームをチェックし、ムリな姿勢になっていないか確認するのも効果的です。
(斎藤和志)



Q
こんにちは。 ソノリテを練習していて、低音・高音のピッチがいつもぶら下がり・ずり上がりしてしまい、気になります。 何か効果的な練習方法はないでしょうか??   Kさんより
A
ペーター・ルーカス・グラーフのチェックアップで音程を上下させる項と、トレウ゛ァーワイ1巻の音曲げの練習をして、唇周辺筋肉の柔軟性を作り、ソノリテの問題点に生かして下さい。
 (相澤政宏)
原因を考えるべし。音程が下がるのは、息のスピードが遅くなる、唇と歌口の距離が近くなる、の2点が原因。1点目はさらに、空気を出す量が少なくなる、唇の穴が大きくなる、の二つの原因による。音程が上がるのはすべてが逆になったとき。歌口にぶつかっている息の量とスピードを全音域において変化させない、というのが基本的な考え方です(もちろん、それですべてがうまくいくわけではありません。これは基本的な概念です)まず、低音域は小さくならない、高音域は大きくならないように気を付けながらソノリテを練習して下さい。それからあまりチューナーを見つめないで下さい。あなたの段階では、正しい音程よりも美しい音色を目指すのが先です。
 (神田寛明)



Q
はじめまして、中学の吹奏楽部でフルートをやっている中2です。私は音色も良く、音量もある程度出て良い方なのですが、指(手)が生まれつき小さく、難しい運指になると出来なくなります。 その原因は手が小さい事と、速いタンギングができない事でした。(私はシングルやダブルは出来るのですが、ダブルやトリプルの速いタンギングになると突っ掛かってしまいます。) フルーティストのジェームズ・ゴールウェイ氏は「全ての指はキーのすぐ上になくてはいけない」と述べていて、それも実践してみました。しかしさほど効果はありませんでした。 もし良かったら難しい運指のやり方と速いタンギングの方法を教えてくれませんか?  ★☆さんより
A
音が良いと言うのは羨ましいですね。さて、質問は実際見て聴いてみないと分からない問題ですが‥。想像で答えます。手がどれ程小さいか分からないので何とも言えませんが、今は手の小さな小学生でも、本当に上手な子は大人でも難しい協奏曲を簡単に吹いたりする時代だから、手の小ささはあまり関係ないんじゃないかなー‥。むしろ、それより、良い楽器の支えが出来ているかどうかが気になります。2オクターブ目のドレドレドレ‥と続けた時、楽器がぐらついていませんか?音を替える為の指で楽器を支えていると指はまわりません。三点支持できていますか?ゴールウエイの言うことは尤もですが、力の入らない状態でキイの上にありたいです。その辺もしっかり出来ているのであれば、音階練習あるのみです。タンギングも練習練習あるのみです。タンギングも練習あるのみ。タファネル&ゴーベールのメソード(日課練習ではないやつ)のタンギングの項を練習する事、お薦めします。
 (相澤政宏)
難しい運指ができないこととタンギングは関係ありません。キミの手がどの位小さいのか、指がどんな状態なのかは実際に見てみないと的確なアドバイスはできません。ですから一般論で答えます。まず楽器の重さをバランスよく左手人差し指の付根と右手親指に振り分けることが重要です、この2点がフルートを支える要です。それからどの指もすぐにキーを押さえられるような場所に待機すること。これがゴールウェイの言っていることです。さらに手首、肘、肩に余計な力みがないこと。音色がよくて音量もある、自信を持って宣言できることは大変にすばらしい!!そんなキミに必要なのは、フルートの専門の先生に師事することだ。真面目に、真剣にフルートに取り組むなら一刻も早く先生を探せ!
 (神田寛明)








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