いままでお寄せいただいた質問にメンバーがお答えするコーナーです。
フルートについて、アンサンブルについて、メンバーのことについて、編曲のことについてなど、多くの質問を随時募集しています。

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(投稿していただいた質問です)
Q
40歳の主婦です。趣味でフルートを始めて3ヶ月です。インターネットでケルントナー新品入門セット(DVD付き)16,000円を購入しました。音も普通に出てるので愛用してますが、 中国製のニッケルフルートなので、悪い癖とかつく前に買い替えたほうがよいのでしょうか・・・ フルート教室の先生は「1年くらい経つともっと上の楽器が欲しくなるから、それから買い替えた方が」とおっしゃってます。春には発表会もありますので、不安です。また、同じメーカーの同じ品番の楽器でも、パソコン(インターネット)だと割引が大きく価格が安くなるので、そちらの方が主婦としては助かりますが、楽器店で買うのと違いがあるのでしょうか?不思議です。どうぞよろしくお願いいたします。   Tさんより
A
教室の先生など専門家の方が吹いて問題無ければ良いですが、そのクラスの楽器は、たまにキィが少なかったりする事もある様です。問題なくても、やはり故障したりキィバランスがすぐ崩れたりしやすい事はご承知おき下さい。フルートを続けるのであれば、教室の先生にアドバイスを受けながら、タイミング良い時期の買い替え(グレードアップ)をお薦めします。
 (相澤政宏)
価格の安い楽器で練習しても悪いクセがつくことはありません。ですが、楽器の調整が狂った状態で吹き続けると、指に悪影響がでます。さらに、安価な楽器は調整が狂いやすいか、どうやっても調整ができないか、どちらかです。私見ですが、新品のフルート16000円というのは回転寿司の大トロが80円、って感じです。日本のメーカーの一番安い楽器は4万円台からです。10万円代後半のフルートは頭部管が銀製になりますが、このクラスだと定期的なメンテナンスを行って大切に使えば一生楽しめます。数年ごとにタンポを交換する必要がありますが、全部のタンポを交換すると数万円はかかります。でもこれは車の点検と同じで必要経費です。 16000円の楽器を2〜3万円かけて調整することは、あまり意味がないでしょう。それだけの費用をかけても16000円以上の楽器にはならないのです。教室の先生がおっしゃる通り、欲しくなってから買い替えるのがいいでしょう。ただ、フルートはある程度の値段がします。安すぎる楽器は、結局人生に楽しみをももたらせてはくれません。
 (神田寛明)



Q
質問なのですが・・・ Pの音を「綺麗に」「響かせて」吹くには どうしたらいいですか? 綺麗に吹こうとすると カサっという音が入ってしまったり 息が少なすぎて鳴らなかったり・・・と なかなか上手くいきません。 よろしければおしえてください。 おねがいします。   Yさんより
A
ピアノを美しく響かす為には、ディミニュエンドのロングトーンをお薦めします。まずフォルテの良い音で響かせてから長い時間かけて消えるまでディミニュエンドする。色んな音で。その時音程が下がらないようにチューナーを使って下さい。良いフォルテが出ないと良いピアノも出ません。それから、ピアノは小さく絞るだけではなく、特に音に対するイメージが大切です。柔らかいとか、軽いとか、息絶え絶えとか。
 (相澤政宏)
きれいな音を極端なフォルテやピアノで出すのは難しいです。練習の基本は簡単な所から徐々に難しく、です。まずmfできれいな音を響かせて下さい。その音色を変えないように徐々に小さくして下さい。吹き方も、極端に変わらないように気を付けて下さい。
 (神田寛明)



Q
本番前などで、十分に時間が取れない時のウォームアップで、これをすると、低音から高音までバランス良く音が鳴るようになる、というおすすめの「動き」はないでしょうか。
私の場合、元々、1時間以上吹いていないとなかなか楽器が鳴ってこないように感じるので、本番前でなくても、楽器を吹き始めてからしばらくは、不本意な音で吹いていなければならず、非常にストレスを感じてしまいます。
プロの方々は、楽器を取り出してから最初に吹く音からすべて満足のいく音色なんでしょうか?もし、その満足のいく音色にいくためのウォームアップがあればぜひお伺いしたいです。よろしくお願いいたします。
  Tさんより
A
本番前のウオームアップは本番の曲によって多少違うかもしれませんが、僕は絶版になった、故小泉剛先生の教本にあるウオームアップをお薦めします。減7の分散和音をゆったり行ったり来たりするものです。
 (相澤政宏)
これも、下の質問に対する回答と同じです。ハッハッハッハッ・・・・ 響きを探して下さい。もう一つ、カンダも1時間くらい吹かないと楽器も身体も鳴ってくれません。だから1時間以上前からハッハッハッハッ・・・とやっています。この時間は、どんなことがあっても作るのです。本番の直前に音を出せない状況なのであれば、さらに前、何時間も前に1時間吹けばいいのです。プロにはいろんなタイプがいます。楽器をくみたてて、ウォーミングアップ無しでステージに上がれる人もいます。カンダはそんなことできません。だから何があっても自分のペースは崩しません。
 (神田寛明)



Q
こんにちは。私はフルートを始めてから約半年が経ちますが音の芯がないような感じがして気になり ます(特に低音域)。どのような練習法が効果的でしょうか?   Yさんより
A
低音域は難しいですね。低音に芯が無くなるのは必要以上に口の穴が空きすぎている事が殆どです。音程に気を付け口を変えすぎず、スラーでオクターブ下がる練習を沢山すれば如何でしょう?それから、低音だけの練習ではトレヴァーワイの1巻の最初の方の低音の練習をお薦めします。
 (相澤政宏)
始めてから半年でそのように自分の音を分析できるとは、なかなかよいぞ。建設的な自己批判はこれからの上達に有益です。常に自分の演奏をチェックして下さい。
音に芯がないと感じるのは、息のスピードが充分でない(遅い)、空気柱(唇から出る息の太さ)が太すぎる、息が的から外れている、のどれかもしくはすべて、ですね。
こういう時は8分音符や16分音符がずーーーーっと連続している曲(タッファネル&ゴーベールやスケールでもよい)を、タンギングをしないでハッハッハッハッ・・・・と音符を一つずつ吹いてみて下さい。響き・音の芯を「探す」のです。一番重要な基礎練習です。
 (神田寛明)



Q
CDでしか、FLUTE QARTETの演奏を聴いたことがないのが残念です。 いつか生で聴いてみたいです。これからも素敵な音楽を聴かせてくださいね!私の今一番の課題は響くような低音を鳴らすことです。(がっちり鳴らしてみた い!)fフォルテで出そうとすると、どうしても潰れた感じになってしまって。楽器をすこし外側に回した感じで当ててみるのですがなかなか上手くいきません。分からなくなってしまいました・・・。具体的 にどうしたらいいのか教えていただけましたら、幸いです。   Sさんより
A
応援ありがとうございます。低音のみ(高音でも) 楽器を外に回してはいけません。内側に回してもダメ。楽器は回してはいけないのです。なぜなら、あなたの楽器とあなたの口とアゴによっていい音が出る角度・距離は決まっています。その範囲は決して広くありません。そしてそれを探すことが日々の練習です。練習の原則はやさしい所からスタートすることです。低音域のフォルテは難しいので、まずメゾピアノで良い響きを探します。それからよい響きのまま徐々に大きく、またより難しい最低音域へと拡大していきます。そのとき吹き方を変えないように注意します。もし吹き方を変えたらフォルテが出たなら、逆にその吹き方でピアノに挑戦して下さい。フルートの吹き方は低音域の吹き方のまま高音域を出します。なぜなら、高音域しか出せない奏法はありますが、それはいい音・音程ではありません。(これは一般論です。極端なテクニックの場合は一般論から逸脱します)
 (神田寛明)
実際に見てみないと、聴いてみないとわからない難しい問題ですが、低音については多くの生徒さんを見ていると、強く吹こうとするあまり、息の量が多すぎる場合が多 いですね。まず少ない息の量でmp、あるいはpで「輪郭のクッキリとした」音を作 り上げてからだんだんと響きを増やしていくのがいいんじゃないでしょうか?思ったより、フルートを響かせるのに息の量は必要ないんですね。それができていないのに、無理に息の量を増やしていっても、音は崩れるばかりです。
(斎藤和志)



Q
初めまして。フルート歴2年の中学生です。 あと約2週間後にあるアンサンブルコンテストでアルカディ第T・V楽章をやるのですが、アルカディをやるにあたって心がけることはありますか?ちなみに私は4thです。 そして第V楽章の4thに低音のEとDの繰り返しを15小節吹くところがあるのです が、15小節間休符が1つもないのでブレスをとるタイミングが分かりません。 そういう場合は1st,2nd,3rdのフレーズの切れ目にブレスをすればよいのでしょうか。 それとも、あまり大げさに吸わなければもう息が続かない!というところでブレスを してしまってもよいのでしょうか。 教えて下さい。   Aさんより
A
ブレスですが、基本は目立たないようにする事です。では逆に「どこで吸ったら目立つのか」を考えると、それはフレーズの切れ目、小節線です。それから他に音がない所も目立ちます。そうやって考えると「大事な音の次」「拍の裏」でブレスをするのがいいでしょう。それから、ブレスをして次の音が遅れると、ものすごーーーーく目立ちます。むしろ音を1つ2つ吹かずにブレスする方がいい場合があります。アルカディーの4thは、ミレミレミ・・・が始まってから4小節目と8小節目の5つ目の音(E)を吹かないで、そこでブレスする。ミレミレッレとやるといいしょう。ブレスはガソリンといっしょで、無くなってからでは遅い!!早めの給油!!を心がけて下さい。
 (神田寛明)
この曲について心がけることは、まずフルートらしい美しく自然で素敵な音色を出すようにすることと、いきいきとしたリズム感を大切にすることでしょうか。自分が客 席にいることを想像して、聴いててワクワクするような演奏はどういうものかな?と考えてみるといいですね。ブレスの位置についてですが、 まず、循環呼吸ができるようになれば問題はアッサリ解決です。 それが難しい場合は事前の策、テンポは乱さずに、音符の間でできるだけ素早く息をとることでしょう。それも難しい場合は、いよいよ音符を一個ぐらい削って吸ってし まう方法もあります。無理に全部吹いてテンポがグダグダになるより効果的かも知れませんよ。 その場合、強拍である1拍目、4拍目の音符で吸うことは避けて、2拍目か5拍目で 吸えば比較的目立たずに済みますよ。
(斎藤和志)



Q
こんにちは。私はフルート歴3年ちょっとの高校1年生です。私は部活で、アンサンブルコンテストにフルート4重奏で出ることになりました。この前、講師の先生に見てもらったのですが、「勉強が足りない」と言われてしまいました。そこで、演奏曲「アルカディーT・V」のことを調べてみたのですが、インターネットだと、・牧歌風  ・森の精が怪しげに飛んでいるなどしか出ませんでした。音源は皆さんのCDを聞いて、参考にしています。曲の書かれた背景など、もしよろしければ教えてほしいです。また、お勧めの書籍などはありますか??   (@vo)さんより
A
アルカディ、これはそんなに学術的な曲ではないので、十分材料揃っていると思います。あとはその材料から想像を膨らませ、一つの楽章であなたなりの(メンバーなりの)物語りを作り、メンバーで話しあってみては如何ですか?
 (相澤政宏)
フルートの勉強は技術的なこと(よい音を出す、正確に指を動かす、明瞭なタンギングなど)と、音楽的なこと(楽曲の性格・構造・和声についての分析、時代様式の考証など)の両方とも重要です。
アルカディーを吹くのだったら、作曲者について(生年没年、出身国、勉強・活躍した場所、代表作、主にどんな曲を、あるいはどのような楽器のために作曲したか、フルート奏者だったか、音楽以外の活動はあったか、裕福だったか貧乏だったかなど)や、時代背景(作曲された時に世界はどうなっていたか?戦争?革命?貴族の時代なのか、民主主義なのか、共産主義なのか、)と関連項目(その時代の絵画、建築、文学、戯曲、文学の様式や傾向、政治、社会体制はどうなっていたか)を調べてから、では「アルカディー」ってどういう意味の言葉なのか、シリンクスって何だろ?など調べて下さい。
また「森」や「羊飼い」が中央ヨーロッパの人=キリスト教の人、にとって意味する所まで考える必要があるでしょう。
なんだかややこしい話になりましたが、音楽作品は歴史・文化・民族・宗教と切り離せない存在です。
あなたに好きな人がいるとして、どうして好きなんだろう、って考えるくらい奥が深くややこしいのです。
調べ方ですが、インターネットは便利です。ムラマツのサイトを見ることもいいかもね。でも、インターネットは無責任な情報も多いので注意して下さい。
権威のある音楽辞典として「グローブ音楽辞典」が挙げられますが、普通高校の図書館には無いかも。それに管楽器の作品の情報は管楽器専門の書籍・雑誌・サイトなどを丹念に探して下さい。もう一つ大切なのは、あなたがこの曲に対してどのような感情を抱いているかということです。
 (神田寛明)
え〜と、「勉強が足りない」というのは果たして「アルカディ」についてだったのでしょうか??
ひょっとしたら、もっと音楽の別のことについてだったのではないでしょうか?
可愛 らしいこの素敵な小品について、書かれた背景や何かをストイックに探求するのにそれほどの意味があるとは思えないのですが・・・そんなわけでして、正直申しまして自分もよく知りませんです。
勉強の方法については、文献、書籍を探すというより、 このベルトミューという作曲家の他の曲を聴いてみること、そしてその周辺の時代の作曲家の作品も合わせて聴いてみると、この作曲家の特徴が感覚的にだんだん見えてくるのではないでしょうか?
そして、楽譜を見て、どのような和声、スケールが使われていて、どのような曲の構成になっているか、どこがこの曲の魅力かを考えて、その後に自分たちはどうしたいかをゆっくり考えるのが良いのではないでしょうか。
そのためには、「楽典」「和声」「楽曲分析」などの知識が必要になりますね。しかしそこまでの勉強は面倒ですし、まずはその講師の先生に、どんな勉強をしたら良いか尋ねてみるのが一番いい方法じゃないでしょうか?
(斎藤和志)



Q
フルートを吹いて2年になるものです。吹奏楽に入っているのですが、息の音がひどくて悩んでいます。先輩に相談すると、息の音は、誰でも鳴るから気にしなくていいと言われました。でも、すごく気になるんです。どうすれば、息の音が目立たなくなりますか? 教えてください。   Kさんより
A
吹き過ぎずに音の響くポイントを探してみて下さい。倍音の練習は効果的だと思います。
 (相澤政宏)
狭い練習部屋(三畳・残響無し)で聴いている音とホール(2000席・残響1.8秒)で聴く音はかなり違います。息の音が全くない音は、テレビの時報のような音になるでしょう。ある程度の「息の音」はあって当然です。問題はあなたの息の音がどの程度なのか、これも専門家にレッスンしてもらうしかないですね。
 (神田寛明)
よくある質問ですが、技術的には、アパチュア(息の出口)を小さくして、息を一点に集中できるようになれば、無駄な音は減っていきます。鏡を見ながら地道に訓練していきましょう。とはいえ、はじめて2年でいい音が鳴るほどフルートは簡単ではありませんから、あまり気にしすぎず気楽にやることも必要かも知れませんよ。最終的には、むしろ息の音は「必要不可欠」になるんですけどね。
(斎藤和志)



Q
普段、鏡を見て練習することに慣れてしまうと、本番などで「鏡」がなくて困ってしまうことがあります。気づいたら歌口の大部分を唇で塞いでしまっていて「詰まった」音になり、曲の途中で戻せず、苦手な音に遭遇するとビビッて思いきり吹けなくなるような場合です。当て位置や角度など、確固たるものが見つけられていればよいのですが、なかなか。。。まだまだ「鏡」に頼ってしまいます。この感覚(いい位置や角度を記憶する)を養う方法を教えてください。演奏途中でズレてしまった場合の回避にもなればと思っています。   Hさんより
A
感覚が大切と気付いているけれど、それが見つけられないという事ですね?そうなると難しいです。口の角度のみにとどまらず、楽器の支え方、構え方に問題があるかもしれませんね。鏡を見て、良い状態の時の左右の手に伝わる楽器重量のバランス、あごに当たっているリッププレートの面積の感覚はつかめていますか?
 (相澤政宏)
「ソノリテ」をよく読んで、その考え方を理解した上でひたすら練習しましょう。目で確認することは非常に重要です。それと耳からの情報をリンクさせて下さい。いい音が出た時の感覚(鏡による視覚情報とアゴ、唇などの感覚情報)をインプットさせて下さい。時間がかかります。
 (神田寛明)
鏡を使うこと自体はとてもいい練習方法ですが、本番で鏡なんかを思い出すようでは実は音楽に対する集中が足りていないんですね。準備はすべて事前にすませておいて、本番中は技術的に「上手に吹いてやろう」などとは考えず、ただ魂が要求するままに音楽をし続けなければなりません。な〜んて偉そうに言いましたが、邪念が沸くのも人間。この際、小さい鏡を譜面台に置いてみてはいかがでしょうか?落っこちると目立ちますから、粘着テープかなんかを利用するといいかも知れませんね。あと、ズレの回避ですが、アンブシュアが自由でリラックスが間然にできていれば、いろいろな状態から簡単に復帰できるようになりますよ。それができないのは、まだなにか基本的な技術かフィジカルに不足があるのでしょう。これまた近道はないのです。
(斎藤和志)



Q
ふるーと&ぴっころ歴4年目になる高1です。多分、ぴっころの方が長いのですが、今はフルートをしています。
●息漏れが激しい
●音程が絶対に高い
●曲を吹くとき、早くて高い音を吹くときにカスカスした、音じゃない音になる
説明していたら長いので箇条書きにさせていただきました。
最後に今度の文化祭の1曲のみ、ぴっころを吹くことになったのですが、ふるーともぴっころも両方が曖昧になりそうで怖いです。アンブシュアも多少変わると思うのですが、どんな練習をしたらいいでしょうか??
  Nさんより
A
あなたの質問すべてに通じると思いますが、息のスピード違反をしていそうですね。少し落ち着いて、今よりもゆっくりの息で楽器の中を響かせてみてはいかがですか?
 (相澤政宏)
この3つの症状から推定すると、歌口が外に向きすぎている可能性大!です。フルートとピッコロ両方が曖昧になりそうと思うのなら、躊躇せず顧問の先生に申し出てどちらか一つにしてもらうこと。カンダはフルートとピッコロは同じ吹き方という意見ですが、今はあなた自身の問題を解決することが先決です。問題解決の目処がつくまでは無理をしないように。
 (神田寛明)
 フルートもピッコロも実は吹き方は一緒ですから、どちらかを吹くとどちらかが・・・というのは、そもそもどちらもあまり吹けていないという証拠なんですね。フォルテもピアノも全部高いなら管を抜けばいいだけですが、おそらくフォルテだけ高いのでしょうか?これは息漏れの話とも関係しますが、結局は、小さく集中した息の出口をつくることが大切なのです。それをいかにリラックスして自由な状態で作り出せるように筋肉を作り上げていくか?結局は近道がなく、地道にトレーニングするほかないんですね。なにかコツを知る、という話ではなくて、体を作り上げる、という話なのです。それには時間がかかります。
(斎藤和志)



Q
私の唇の穴はむかって左に出来てしまいます。 大丈夫なのでしょうか? なおしたほうがいいのでしょうか?  Hさんより
A
実際見てみないと何とも言えませんが、音の跳躍がスムーズなら問題ないとおもいます。
 (相澤政宏)
いい音が出ているのなら大丈夫。ド真ん中に穴が開 いているフエ吹きは、まずいない。
 (神田寛明)
これは全然問題ないですよ。トッププロの中にも、真ん中に穴を作らない人はたくさんいます。無理な力が入ってなくて自然にそうなるのであれば、無理に矯正する必要は全くありません。
(斎藤和志)



Q
いつも、すごいなぁと思いながら演奏を聴いたり、H.Pを読んだり、いろいろ読んだりさせていただいています。
質問は、座っている時、立った時の演奏時の姿勢について、そしてまた、普段の生活の中での姿勢、で気をつけていらっしゃることがありましたら教えてください。又、練習や演奏後、身心をほぐすのに善いことがありましたら教えて下さい。
これからも永く応援します☆!
 Oさんより
A
下を向かない(胸や喉を閉じない)事。でも肩を上げない(重力に逆らわない)事。を注意、イメージしています。体全体をほぐすために、僕は指回しをします。
 (相澤政宏)
応援ありがとう!姿勢で気を付けることは、まっすぐ立つこと、身体をひねらないこと。この2つがまず大事。具体的には、両脚ー腰ー肩がねじれていないこと、肩が上がらないこと。身体の向きはやや右斜め前を向くことになります。顔だけ回れ左。座奏でも同じ。N響の放送をよく観察すると、カンダの椅子は右斜めになっています。
 (神田寛明)
 座って吹くのは、正直立ってる場合の8割ぐらいの力しか出ない気がしますね〜。本当はオケの中でも、牧神やダフニスなんて立って吹けたらどんなに楽だろう・・・と思ったりしますが、目立ちたがり屋と思われるのもシャクなのでおとなしくしてます。姿勢と演奏後のストレッチに関してはひとことでは説明できないのですが、特にストレッチは非常に重要です。楽器演奏はスポーツです。準備体操、整理体操を怠ると、すぐに致命的なケガをします。意外に知られていない話なのですが、プロの人はかなり多くの人が体の故障で苦しんでいます。とりあえず、楽器を吹いたあとに指や手首、腕、肩のストレッチと、ゆっくりオフロに入ってリラックスしてから寝ることが大切です。あとサケはほどほどに!おっとこれは自分へのメッセージでした
(斎藤和志)



Q
どうしても低音のタンギングが上手く出来ません。かすれて、舌がもつれてしまいます。いい練習方法を教えて下さい。 Kさんより
A
まずは、タンギング(短い音)の前に、低音ロングトーンの音はきちんと鳴っていますか?そして、このロングトーンの時、タンギングの 「瞬間」からしっかり音が響きますか?後から鳴らない様にして下さい。 このチェックが第一段階です。 あとは長い音も短い音も同じです。タンギングの瞬間に、唇や口の中を動かさないようにしてみましょう。
 (相澤政宏)
まずタンギング無しで、短く音を切る練習をひたすら続けること。音階練習や同じ音価の音符が続いている曲をテキストに使うとよい。チェックポイントは、第2オクターブのE,Fがひっくり返らないか。出来るだけ短く、大きな音を目指す。練習方法の基本 は、やさしいところから始めること。自分の出しやすい音域から始めて低音域にアプローチすること。 タンギングにおける舌の役割は、ドアの開け閉めです。ドアを開けた時に息が出てこなくては音は出ません。まずタンギング無しで音の「スタートダッシュ」を練習して下さい。ベロのお稽古はその後。
 (神田寛明)
これはよくある質問で自分も学生のころ悩んだんですけれども、多分、タンギングと いうより、低音の音色そのものに問題があるんじゃないでしょうか?タンギングのやり方をアレコレ考えるよりも、ガチッと充実した低音をいつでもバリバリ鳴らせるようになると、タンギングなんてどんな方法でやっても音はしっかり鳴るもんです。むしろ、そうじゃないとタンギングの多様性による表現の幅が狭くなってしまいます。発想の転換が必要かも知れませんですよ。
(斎藤和志)








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